- 齋藤 美保 SAITO Miho
- 助教
- 専門分野:動物行動生態学
- キーワード:生物資源、哺乳類、子育て、社会構造、対捕食者戦略、キリン、タンザニア
- プロフィール・業績:Coming Soon
- 担当講座:生業生態論
- メールアドレス:saito.miho.2w@[この後にkyoto-u.ac.jpを付けてください]
研究関心
論文で見つけた「キリンの仔は、生後一年でその半数が死亡する」の一文をきっかけに、タンザニア南西部のミオンボ林が優占する環境において、マサイキリンの主に仔育てに関する研究を行ってきた。その過程で、彼らの仔育ての多様性や社会構造について考察し、キリンを取り巻くさまざまな問題について関心を寄せてきた。今後は研究の対象を広げ、タンザニアと南アフリカの二地域における要塞型保全の多様な問題を、レンジャーと農牧民、それぞれの視点から捉えることに関心がある。そこから、異なるアクター間における自然資源をめぐる対立予防の在り方、さらには私たち人間とキリンも含めた野生動物たちの未来について、考えていきたい。
〔アフリカ地域研究演習Ⅰ~Ⅳ、アフリカ論課題研究Ⅰ~Ⅲ、アフリカ地域研究公開演習、アフリカ臨地演習Ⅰ~Ⅲ〕
現在取り組んでいる研究課題
- 科研費 若手研究「多様な人間活動下におけるキリンとインパラの仔育て戦略の解明」(研究代表者:齋藤美保)(2020-2022AY)
主な業績
- 齋藤美保(2021)『キリンの保育園:タンザニアでみつめた彼らの仔育て』(新・動物記1 シリーズ編集:黒田末壽・西江仁徳)京都大学学術出版会.
- Saito M, Bercovitch F & Idani G (2020) The impact of Masai giraffe nursery groups on the development of social associations among females and young individuals. Behavioural Processes 180: 104227.
- Saito M & Idani G (2020) Giraffe diurnal recumbent behavior and habitat utilization in Katavi National Park, Tanzania. Journal of Zoology 312: 183–192.
- Takagi N, Saito M, Ito H, Tanaka M & Yamanashi Y (2019) Sleep-related behaviors in zoo-housed giraffes (Giraffa camelopardalis reticulate): basic characteristics and effects of season and parturition. Zoo Biology 38: 490–497.
- Saito M & Idani G (2018) Suckling and allosuckling behavior in wild giraffe (Giraffa camelopardalis tippelskirchi). Mammalian Biology 93: 1–4.
- 院生インタビュー:Coming Soon
- 京都大学教育研究活動データベース
- 科研費データベース
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