研究室訪問のすすめ
アフリカ専攻では、専攻の教育研究活動を理解していただくためにオープンキャンパス(OC)を年に2回開催しています(要事前申込)。アフリカ専攻に関心をもってくださっている方のなかには、「今、自分が関心をもっている事をアフリカ専攻で研究できるのか?」「アフリカ専攻に在籍したらどのような研究手法を学ぶことができるのか?」「私(関心をもってくださっているご本人)は、アフリカ専攻の教育研究環境にあっているのか?」などさまざまなことに思い悩んでいる方がいらっしゃるかもしれません。
OCで、そのようなことも含めて教員と面談をしておけば、入学後にご自身の興味関心にあわせた研究活動をスムーズに開始することができます。これに加えて、OCを窓口にして、ご自身が指導を希望する教員と受験前に出会っておくことができると、入学後にご自身の研究進捗状況にあわせてより的確な指導を受けることができます。アフリカ専攻では、受験を希望する方には、このOCに参加していただいたうえで、ご自身の研究関心と関連する教員の研究室を個別に訪問することを強くすすめています。
アフリカ専攻の各教員がこれまでに発表してきた主たる研究成果(一部)を以下にまとめました。各教員の研究へのアプローチの仕方や考え方がわかるものです。面談を希望される方は、ご自身の経験に基づいたアフリカへの関心(例:特定の地域、関心をもっている事象など)をもとに、アフリカ専攻の教員がこれまでに発信してきた成果や考え方について理解をふかめておくと、より実りの多い面談を受けることができます。教員インタビューも、各教員の研究関心やその経緯がまとめてあります。そちらもぜひご覧ください。
「アフリカ専攻教員による主たる研究成果(一部)」
松田素二・フランシス・B・ニャムンジョ・太田至(編)『アフリカ潜在力が世界を変える:オルタナティブな地球社会のために』京都大学学術出版会 4,400円(税別)2022年 平野(野元)美佐、大山修一が執筆しています。 |
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高田明『狩猟採集社会の子育て論:クン・サンの子どもの社会化と養育行動』京都大学学術出版会 3,000円(税別)2022年 高田明による著作です。 |
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山内太郎・中尾世治・原田英典(編)『総論 サニテーション学の構築』北海道大学出版会 3,200円(税別)2022年。 中尾世治、原田英典による著作です。 |
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Yamauchi T, Nakao S & Harada H (eds.) The Sanitation Triangle: Socio-Culture, Health and Materials. Springer 2022年 中尾世治、原田英典による著作です。 |
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齋藤美保『キリンの保育園:タンザニアでみつめた彼らの仔育て』京都大学学術出版会 2,200円(税別)2021年 齋藤美保による著作です。 | |
荒木美奈子・黒崎龍悟・伊谷樹一(編)『地域水力を考える:アフリカと日本の農村から』昭和堂 2,800円(税別)2021年 伊谷樹一の著作です。 | |
Yamada S, Takada A & Kessi S (eds.) Knowledge, Education and Social Structure in Africa. Langaa RPCIG 2021年 高田明、重田眞義、金子守恵による著作です。 | |
Takahashi M, Oyama S & Ramiarison HA (eds.) Development and Subsistence in Globalising Africa: Beyond the Dichotomy. Langaa RPCIG 2021年 高橋基樹、大山修一による著作です。 | |
Ochiai T, Hirano-Nomoto M & Agbiboa DE (eds.) People, Predicaments and Potentials in Africa. Langaa RPCIG 2021年 平野美佐による著作です。 | |
Takada A The Ecology of Playful Childhood: Caregiver-child Interactions among the San of Southern Africa. Palgrave Macmillan 2020年 高田明による著作です。 | |
中尾世治『西アフリカ内陸の近代:国家をもたない社会と国家の歴史人類学』風響社 7,700円(税別)2020年 | |
高田明『相互行為の人類学:「心」と「文化」が出会う場所』新曜社 2,800円(税別)2019年 高田明による著作です。 | |
松田素二・平野(野元)美佐(編)『紛争をおさめる文化:不完全性とブリコラージュの実践』京都大学学術出版会 3,900円(税別)2016年 太田至、平野(野元)美佐、金子守恵、木村大治、重田眞義による著作です。 | |
高橋基樹・大山修一(編)『開発と共生のはざまで:国家と市場の変動を生きる』京都大学学術出版会 3,900円(税別)2016年 高橋基樹、大山修一、池野旬による著作です。 | |
重田眞義・伊谷樹一(編)『争わないための生業実践:生態資源と人びとの関わり』京都大学学術出版会 3,800円(税別)2016年 重田眞義、伊谷樹一、大山修一による著作です。 | |
山越 言・目黒紀夫・佐藤 哲(編)『自然は誰のものか:住民参加型保全の逆説を乗り越える』京都大学学術出版会 3,700円(税別)2016年 山越言による著作です。 | |
大山修一『西アフリカ・サヘルの砂漠化に挑む:ごみ活用による緑化と飢餓克服、紛争予防』昭和堂 5,000円(税別)2015年 大山修一による著作です。 | |
松田素二(編)『アフリカ社会を学ぶ人のために』世界思想社 2,300円(税別) 2014年 重田眞義、平野(野元)美佐、伊谷樹一が執筆しています。 | |
高橋基樹『現代アフリカ経済論』ミネルヴァ書房 3,500円(税別)2014年 高橋基樹による編著作です。 | |
日本アフリカ学会(編)『アフリカ学事典』昭和堂 16,000円(税別)2014年 伊谷樹一、木村大治、重田眞義、山越言が編集委員として執筆。平野(野元)美佐、大山修一、アフリカ専攻の卒業生が多数、執筆しています。 | |
掛谷誠・伊谷樹一(編)『アフリカ地域研究と農村開発』京都大学学術出版会 4,700円(税別)2011年 伊谷樹一の編集による本で、大山修一、アフリカ専攻の卒業生が多数、執筆しています。 | |
金子守恵『土器つくりの民族誌:エチオピア女性職人の地縁技術』昭和堂 5,300円(税別)2011年 金子守恵による著作です。 | |
木村大治・北西功一(編)『森棲みの生態誌:アフリカ熱帯林の人・自然・歴史』京都大学学術出版会 5,000円(税別)2010年 木村大治の編集による本で、アフリカ専攻の卒業生が多数、執筆しています。 | |
木村大治,北西功一(編)『森棲みの社会誌:アフリカ熱帯林の人・自然・歴史 II』京都大学学術出版会 2010年 木村大治の編集による本で、安岡宏和、アフリカ専攻の卒業生が多数、執筆しています。 | |
野元(平野)美佐『アフリカ都市の民族誌:カメルーンの「商人」バミレケのカネと故郷』明石書店 5,000円(税別)2005年 平野(野元)美佐による著作です。 |